自動運転(オートメーション化)
2022/05/14
自動運転の今後
ちょっと小話(※世間話的な要素で作成していますので、色々な話をしたいと思います。何か間違いなどありましたらご容赦下さい。)
今回は少し長めなお話です。
物流業界の一企業として人材の不足や仕事の受注・運賃などでの悩みは尽きないのですが様々なメディア等を見ている中で、ドライバー不足など輸送やラストランの配送で様々なオートメーション化の方向性になってきていると感じます。
自動車メーカー各社のCMなどで身近な一般的な自動車以外にも、大手各社がドローンでの配送やトラック等の輸送に対して自動運転など物流関係も色々と動いているので少し話せればと思います。
まずは自動運転とは、どんなものだろうというところですが国土交通省が作成した、自動運転の「レベル1~レベル5」までの定義と目標があり、自動運転のレベル分けでは「レベル2」と「レベル3」が大きな分かれ目となっている様で、運転の主体が「人」と「システム」に分かれて、運行の主体がシステムになると、人は運転以外のことができる様になる。
運転以外のことは「セカンドタスク」と呼ばれていて、セカンドタスクができることで車内の過ごし方が劇的に変化することが想像でき、漫画の世界に近づいたなと感じます。(個人的には移動時間の有効活用もありかとは思いますが、運転する楽しみもあるので少し寂しく思います。自分で操作するアナログ的な楽しみも残って欲しいです。)
この自動運転に役立つ塗料の開発などもされている様で、人の目には見えない自動運転車のみが確認できる塗料「ターゲットライン塗料」と呼ばれる物を路面に塗布しての自動運転の実証実験を長崎県対馬市、シダックス、明治大学研究・知財戦略機構自動運転社会総合研究所(MIAD)との共同開発の一環で、長崎県対馬市の公道でターゲットライン塗料を活用する自動車レベル2の実証実験を実施するそうです。
ターゲットラインペイントには3つの強みがある様で
①自動運転車の導入コストを削減でき自動運転のためのインフラの一部が塗装するだけで整う。
②GPS(全地球測位システム)が届かない場所でも、ターゲットラインペイントをセンサーが認識できさえすれば自動運転ができるという点で、トンネルなどに向いている。
③塗料にはアスファルトと同化する色を採用していて自動運転センサーであるLiDAR(ライダー)では認識可能だが、人の目では視認されにくいため人間が路面標識や白線などと誤認することがない。
などの様で上記で書いている自動運転レベル2は「部分運転自動化」で、システムが縦方向と横方向の車両運動制御のサブタスクを限定領域において実行し、アダプティククルーズコントロールやレーンキープコントロールの両方を備え、加減速と蛇行の両方をアシストするタイプがこれにあたり特定条件下で車線を維持しながら前走車に追随して走行できる機能のことで、このレベル2が高度化すると、ハンズオフ運転が可能なシステムにたどり着き、平時同様周囲の状況を常に監視し続けなければならないが、高速道路走行時など条件を満たした際はハンドルから手を離すことができる。
ハンズオフ機能は、国内では日産がいち早く新型スカイラインに実装を開始した「ProPILOT2.0(プロパイロット2.0)」が口火を切り、以降2020年にスバルがレヴォーグに「アイサイトX」、2021年にホンダがレジェンドに「Honda SENSING Elite(ホンダセンシングエリート)」、同年トヨタがレクサスLSとMIRAIに「AdvancedDrive(アドバンストドライブ)」をそれぞれ搭載している。
また、高精度3次元地図の活用やLiDAR(ライダー)の搭載、ドライバーモニタリングシステムといった自動運転につながる各要素技術も進んでいくと思います。
また輸送面で複数のトラックが連なり、走行状況を通信によってリアルタイムで共有し後続車が自動で車間距離を保って走行する技術「隊列走行」の取り組みも始まっています。
上記の様な取り組みやIT点呼などにより今後の物流事業も、どんどん変わっていくのかなと感じます。
オートメーション化することで労働時間短縮も含め働く人が楽になるのは良いのですが最終的な部分はマンパワーになるのは暫く変わらないと思いますし人間が確認する事は無くならないと思いますが、部分的にオートメーションになることで仕事が減ってしまう不安も中小の企業では悩みの種かと思います。
大手企業からの二次受け等の下請け仕事に依存している部分も多いので、大手企業の経費削減に伴う仕事の減少もですが運賃改定交渉もまだまだ難しいところではあるのですが、ようやくコロナも落ち着いていくのかなと思うので何とか頑張りたいですね。